琉球大学医学部編入の筆記試験と面接試験について(体験記)

医学部編入試験 体験記

 

琉球大学の筆記試験は例年、5月の始めの方に実施され、
特に1年目の受験の人にとっては、まだ勉強が間に合っていない場合もあり、
勉強がある程度進んでいる人にとっては、
筆記試験の通過難易度が低い大学とされていました。

 

 

しかし、令和6年度(2023年)からは実施方法が大きく変わり、
9月の実施に変更となり、英語の試験が廃止され、
2次試験に小論文を課されることとなりました。

 

 

徐々に英語の試験を廃止する大学が増えて来ています。
確かに、英語は医学部に入ってからそれほど重要ではないですので、
生命科学や化学物理、面接で勝敗を付けるという方針は正しいと思います。

 

 

ただ、琉球大学の医学部編入試験は、
令和5年の受験で廃止になると噂されていましたが、
廃止にはならず、実施方法を変更するという形で継続されたのは良かったと思います。

 

 

前置きが長くなりましたが、
琉球大学の医学部編入試験の体験記について書きたいと思います。
私のころは、5月中頃での実施でした。

 

 

筆記試験の科目は小論文ⅠⅡ(これは英語の試験の事です)
あとは、生命科学と物理化学です。
2023年度実施の試験科目も「生命科学総合試験ⅠⅡ」となっているので、
おそらくは生命科学・物理化学の3科目が課されることとなると思います。

 

 

筆記試験は試験時間にはかなり余裕があり、
多くの人が時間を持て余すこととなると思います。
試験内容としては、少しレベルの高い事を聞かれているように思いました。

 

 

生命科学はKALSを使っている人が多いと思いますが、
基礎編と完成編だけでは解けない問題もありますので、
実践編までしっかりとやっておく必要があります。

 

 

化学と物理は大学レベルの内容は出ないので、
KALSの物理化学の完成編は必要はないと思います。
ただ、国公立2次試験レベルの問題が出るので、
KALSの物理化学の基礎編だけでは到底太刀打ちできないです。

 

 

また、らくらくマスターなどのセンター試験レベルまでの問題集では
琉球大学の物理化学の問題を解くのは少し難しい場合が多く、
国公立2次試験レベルの問題集までやっておくのが無難であると思います。

 

 

しかし、私のころは5月に実施という事もあり、
受験者で物理化学を解けた人はあまりいなかったので、
そこまで出来なくても筆記試験を通過する事はできました。

 

 

ただ、2023年は9月実施という事もあり、
物理化学を仕上げてきている人も多いと思いますので、
物理化学である程度点数を取らないと筆記試験の通過は難しいと思います。
筆記試験については以上です。

 

 

次は面接試験について。
面接試験は食堂みたいな所で自分の名前が呼ばれるまで待機するのですが、
午前と午後で合計2つの面接室に行く事になります。

 

 

面接の形式は極めて普通で、
3人の面接官がいて、1人ずつ順に各々に質問事項を
受験者に投げかけるというような面接でありました。

 

 

私の時は、面接受験者は25人いて、
そのうち5人が合格という倍率であったのですが、
2023年からは「募集人員の約3倍を第1次選抜の合格者とします」と
書かれている事から、面接受験者数は減ります。

 

 

よって、面接の実施形式も若干変わる可能性があると思います。
琉球大学の面接では例年、面接の開始時に英語でスピーチする必要があったのですが、
2023年からはそれも廃止されるかもしれないです。

 

 

英語のスピーチを課すかどうかは、
例年では、筆記試験合格者への通知書のような手紙に記載されていましたので、
今年も英語のスピーチがある場合は、
それにその旨が記載される事になるかと思います。

 

 

実際に英語のスピーチは今まで加点対象にはなっていないようで、
英語のスピーチがグダグダの人でも最終合格していたので、
ほぼ意味がない単なる度胸試しのようなものでありました。

 

 

琉球大学の面接で他に特徴的なのは、
琉球大学は年齢差別が極めて少ない大学であるように思いました。
年齢がある程度いっていたとしても、
志望動機次第でいくらでも挽回可能な大学であると思います。

 

 

また、琉球大学は面接点がとても高い大学であり、
筆記試験を1位通過している受験生でも、
面接で一気に逆転されて不合格になるケースが往々にしてあるので、
例え、筆記試験の点に自信がなくても、面接で逆転する気で臨むといいと思います。

 

 

過去には筆記試験の順位が最下位から、
面接試験で逆転して最終合格した人もいるようです。
面接試験については以上です。

 

 

琉球は医学部編入試験を実施している大学の中では、
かなり都会に該当する大学であり、住みやすく、
2023年度からは9月の実施という事から、競争率は高くなると予想されます。

 

 

2023年からは英語が無くなり、生命科学・物理・化学の3科目なので、
おそらくは物理・化学の点数で勝敗が決まることとなるでしょう。
ある程度、物理・化学を仕上げてから望むべきかと思います。