滋賀医科大学医学部編入の筆記試験と面接試験について(体験記)

医学部編入試験 体験記

 

今回は滋賀医科大学の受験体験記について、
滋賀医科大学は大阪や京都からのアクセスが非常によく、
毎年多くの受験生が受ける大学です。

 

 

試験問題の形式も例年変わることなく安定しており、
対策が比較的立てやすい大学であると言えます。
では、筆記試験と面接試験について書いていきます。

 

 

まずは筆記試験については、
物理・化学・生命科学・英語の4科目です。
時間が非常にタイトなのが特徴的であります。

 

 

2022年度実施の分から試験時間が増えたという事ですが、
試験問題が凝った問題が多くなったため、
全ての問題を時間内に解き終わる事は不可能に近いかと思われます。
なので、どの科目の問題から解くかという戦略立てが重要です。

 

 

物理・化学・生命科学は3科目合わせての総合問題として出題されるのですが、
過去問からの出題も一部はあるので、
まずは過去問を完璧にするというのが得策であるでしょう。

 

 

とはいうものの、ほとんどが過去問に出題歴のない問題になるので、
しっかりとした学力がないと難しいです。
物理化学は高校範囲の内容がほとんどではあるのですが、
センター試験や共通テストよりかは若干難しく、
特に時間制限のある中であの少し複雑な問題を解くのは難易度が高いです。

 

 

可能であれば、滋賀医科大学の過去問演習をするときには、
時間をはかって取り組む方がいいように思います。
時間が本当に非常にタイトである試験であります。

 

 

英語の試験も他の大学とは大きく毛色が異なるもので、
他の大学の英語対策をしていたとしても、
滋賀医科大学の英語の問題は解けない人が多いかと思います。
しっかりとした対策が必要であると思います。

 

 

英語の試験はTOEFLのITPとかなり似た問題でありますので、
基本的にはTOEFLのITPの問題集で勉強をしておくのが一番いいと思います。

 

 

ただ、難易度としてはTOEFLのITPよりも少し高いですので、
TOEFLのITPは余裕で解けるというレベルまで仕上げておけば、
ある程度は英語で点数を確保できるかと思います。

 

 

滋賀医科大学の英語の難易度は、
TOEICよりかは圧倒的に難しいですが、
TOEFLよりは少し簡単かなという印象です。

 

 

特に滋賀医科大学は物理・化学・生命科学で差を付ける事は少し難しく、
英語の点数で合否が決まる場合が多いので、
英語が得意な人にとっては狙い目の大学であると思います。

 

 

ただ、もちろん英語だけ出来てもダメだと思うので、
英語プラスアルファで、物理・化学・生命科学のうちの
2科目でも人並みには出来る必要はあるかと思います。

 

 

最後に、滋賀医科大学の筆記試験で重要なのは、
とにかく諦めずに最後まで解くという事です。
時間制限が非常にタイトであるという事と、
試験時間もとても長いことから、集中力を保つのが難しく、
途中で諦めモードになる人が続出します。

 

 

諦めずに最後まで集中力を保って、
今ある実力をしっかりと出し切るという事が重要であると思います。
筆記試験については以上です。

 

 

次は面接試験について。
滋賀医科大学では面接試験の前に、
小論文ⅠⅡという試験があるのですが、
この試験に関しては時間はある程度は余裕にあります。

 

 

少し早めに解いていけば
十分に試験時間内には解き終わるようになっていました。
この大学は面接点が他の大学に比べてかなり低いと思われるので、
面接での挽回は極めて難しい思います。

 

 

コイツが何で受かったのだろうと思うような人でも、
滋賀医科大学では最終合格をするケースがあるので、
筆記試験の点数がかなり重要であると思います。

 

 

生命科学・物理・化学・英語でしっかりと点数を取るのと、
小論文もバカには出来ないです。
小論文もしっかりと対策をして臨む事が合否を分けると思います。

 

 

特に生命科学・物理・化学・英語であまり点数が取れなかった人は、
面接対策と同じくらい小論文対策に時間をかけるべきです。

 

 

面接があまり重視されていないというのは、
他にも根拠があります。
この大学は面接室が5つくらいに分かれていて、
それぞれに3人の面接官がいます。

 

 

受験生はそれぞれの面接室に割り振られて、
1人15分ずつ面接を受けることになるのですが、
要するに受験生によって面接官が異なるわけです。
これでは、正当に全受験生を評価するのは難しいと思います。

 

 

他のほとんどの大学では、
全受験生が同じ面接官の面接を受けることとなります。
この場合、同じ面接官が評価をする事になるので、
受験生ごとの順位を正当に決めることが出来ると思うのですが、

 

 

滋賀医科大学の場合は、面接官が異なりますし、
さらには面接官の中には医学部の教授ではないような人も混じっており、
あまり面接を重視していないという事がわかります。
面接で差を付けようとするのは難しいと思います。

 

 

面接の内容は琉球大学と同じような感じで、
3人の面接官が順番に各々の質問を受験生に投げかけるという形式です。
琉球大学・滋賀医科大学ともに、志望理由書の内容はかなり読み込まれていました。

 

 

志望理由書の内容が全く読み込まれていない、
または一切読まれていないだろうと思う大学もありましたが、
私の印象としては、かなりしっかりと読みこまれている大学の方が
多いと思いましたので、志望理由書の対策は非常に重要になると思います。

 

 

志望理由書の内容がダメである場合、
面接での挽回が難しい大学がとても多いように思いました。
ですので、志望理由書は筆記試験の対策よりも重要であるかもしれないです。
志望理由書が合格レベルに達していない状態で、
いくら筆記試験を通過したとしても、最終合格する事は難しいです。

 

 

滋賀医科大学については以上です。
滋賀医科大学はほぼほぼ筆記試験の点数で合否が決まると思った方がいいですので、
滋賀医科大学に行きたいと思う人は、
筆記試験の対策+小論文の対策をしっかりとするべしです。

 

 

あと、滋賀医科大学の注意点としては、
なぜか試験開始のある程度直前くらいにならないと
試験会場に入場できないというのがあります。

 

 

つまり、張り切り過ぎて早くいったとしても、
ベンチもないような所でしばらく待っておかないといけないのがキツいです。
滋賀医科大学は他の大学と比べて、事務さんの対応がイマイチなように感じました。