KALS(カルス)の生命科学は実践シリーズまでやる必要はあるのか(医学部編入試験)

医学部編入試験の勉強について

 

KALSの合格体験談などを見ると、
生命科学は基礎シリーズと完成シリーズを主にやるのが重要と
書かれている場合が非常に多いです。

 

 

それを見て、私も最初は実践シリーズをやらずに、
基礎シリーズと完成シリーズだけで受験に挑もうと思っていたのですが、
医学部編入の過去問をやってみたところ、
基礎シリーズと完成シリーズだけでは解けない大学が非常に多くなってきています。

 

 

確かに、基礎シリーズと完成シリーズだけで十分に解ける大学というのも
一部はあるのですが、そういう大学であっても、
いつ逸脱をして実践シリーズの内容を出してくるかわかりません。

 

 

生命科学の内容は完全に覚えているか覚えていないかの問題になりますので、
実践シリーズの内容が出た場合で、実践シリーズの内容を勉強していなかった場合は、
まず解く事ができないです。

 

 

なので、どんな内容が出てもいいように
実践シリーズまではやっておくべきであると思います。

 

 

ただ、基礎シリーズ・完成シリーズ・実践シリーズのKALSの教材を
すべてやっていては量が膨大過ぎて、
生命科学の勉強だけで精一杯という状況になってしまいがちです。

 

 

KALSの生命科学の教材にはテキストの他にワークブックというものがあります。
ワークブックまではやらなくても構わないといっている人もいますが、
私はワークブックまでやっておいた方がいいと思います。

 

 

テキストではやっていないけれども、ワークブックでは出題されていて、
そういう内容が実際の本番の試験で出題されるという場合が多くあります。

 

 

また、テキストで知識系の問題だけを勉強していたとしても、
それを別の形で問われたり、実験形式で問われたりした場合に、答えるのが難しい。
習得した知識の活かし方が難しいという場合があります。

 

 

ワークブックで問題演習として記述力を磨く事で、
一気に点数アップにつながるというケースが多いです。
特に最近の医学部編入試験の生命科学では単なる知識問題ではなく、
しっかりと考えないと解けない問題が多いですので、
ワークブックでの問題演習は重要であります。

 

 

ちなみに、テキストとワークブック以外にも要項集というものもあります。
要項集というのは、完成実践シリーズで習う内容を
項目ごとにまとめた記述問題対策の問題集のようなものです。

 

 

要項集もまとまっていていいと思うのですが、内容にダブりがありますので、
やる内容を絞って、テキストの方ではやっていない内容を
中心にやっていくという考え方でいいと思います。

 

 

私は要項集も含めてすべてやりましたが、
要項集はやらなくても良かったかなと今になっては思います。

 

 

基礎シリーズ・完成シリーズ・実践シリーズの
テキストとワークブックをやっていれば十分です。
要項集のような記述式の問題が出題される大学はあまり多くはないです。

 

 

生命科学の勉強量は他の科目と比べてどうしても膨大になってしまいます。
今までの医学部編入試験は生命科学で点数を稼いで逃げ切るという戦略が
多いに有効でありましたが、

 

 

最近は生命科学以外の科目からの出題の割合が増えてきており、
物理や化学で合否が決まるという大学も多くなってきています。

 

 

生命科学はもちろん必要十分にやる必要がありますが、
生命科学を得意科目としても、受験本番ではあまり点数を稼げない可能性もあり、
物理と化学も標準レベルまでは学力を高めて行く必要も今後はあると思います。