医学部編入試験でKALS(カルス)の利用は必要なのか?

医学部編入試験の勉強について

医学部編入試験の予備校と言えば、KALS(カルス)と、
編入生は誰もが知っている予備校ですが、
果たして、この予備校に通わないと合格できないのかと言うと、
実際はそんな事はないです。

 

 

医学部編入の合格者のうちの約半分くらいは、
KALSには在籍せずに自分で勉強をして合格した人でした。

 

 

ちなみに私はKALSは生命科学と統計だけ受講していました。
KALSは科目によって医学部編入試験に非常に有効なものと、
あまり意味のないものの差が激しいです。

 

 

そんな中でも、私はKALSの生命科学と統計は有用であると思っています。
特に統計は自分で市販の教材を買って勉強をするのは、
かなり無駄が多い事になってしまうのでKALSで勉強するのが得策であると思います。

 

 

生命科学に関しても、KALSの教材は網羅性がある程度あり、
わかりやすく作られているので、
自力で勉強をするよりもKALSの教材を使う方が効率がいいです。

 

 

生命科学すらKALSの教材を使わずに、
完全独学で合格するという人がごくごく稀にいますが、
個人的には、それは極めて難しいと思います。

 

 

たまに「エッセンシャル細胞生物学を使って医学部編入試験に合格しました」
みたいな事を言っている人がいますが、
そのような勉強法は圧倒的に効率が悪いですので、
絶対に真似をするべきではないと思います。

 

 

生命科学という科目は勉強をしようと思えば、
範囲が膨大とあり、キリがないですので、
医学部編入試験で主に出題される範囲を中心に勉強をするという戦略になるのですが、
どの範囲を勉強するかの取捨選択を自分でするのは非常に困難です。

 

 

KALSの教材では、過去の医学部編入試験の問題傾向を分析し、
それを元に主に出題される内容をまとめてくれているので、
ここはKALSに頼って勉強をする方が無難であると思います。

 

 

ただ、物理と化学に関してはKALSはあまり有用ではないです。
英語も自身で勉強できるものであると思いますので、
KALSに通う必要は特にはないかと思います。

 

 

KALSの医学部編入講座の全科目を受講していると、
かなり大変で、仕事をしていない場合は大丈夫だと思いますが、
仕事をしながらの場合は、到底1年間でこなすのは無理だと思いますので、

 

 

必要なものと必要でないものを見極めて、
必要なものだけ受講をして、効率よく習得していくのがいいかと思います。
そして、筆記試験を早いうちに合格レベルにまで達するようにして、
面接や小論文、志望理由書の対策に時間を費やせるようにした方がいいです。

 

 

医学部編入試験では、筆記試験に何年も合格できないという人ももちろんいますが、
それよりも、筆記試験には合格できるが、
面接試験になかなか合格できず、何年もかかっているという人の方が多いです。

 

 

筆記試験の勉強ばかりをしていても厳しいですので、
若干KALSの学費は高いというのが難しいところですが、
要領よく進めていくためにも、KALSを有効に利用するべきであると私は思います。