医学部編入への英語演習・医学部編入への生命科学演習について

医学部編入試験の勉強について

 

「医学部編入への英語演習」・「医学部編入への生命科学演習」というのは、
KALSから市販されている問題集であり、amazonなどで販売されています。
これを主に使って医学部編入試験の勉強をしているという人は多いのですが、
今回はその件について私の意見を書きたいと思います。

 

 

まず「医学部編入への英語演習」の方は、いい問題集であると思います。
この問題集を完璧にしていれば、
医学部編入試験に必要な英単語はある程度は網羅できるかと思います。

 

 

ただ、個人的には医学部編入試験の英語で難しいのは単語ではなくて、
文構造を読み取る能力であると思います。
少なくとも私は英語長文の文構造を読み取るのに少し苦労をしました。

 

 

英単語を覚えていたとしても文の意味を理解するのは難しいのが
医学部編入試験で出題される英文であると思います。

 

 

英語長文の意味を理解するのに前提としてまず大切なのは、
必要十分な数の英単語を覚えておく事は当然であるのですが、
英単語を覚えているだけでは英語長文を読めるようにはならないと思います。

 

 

特に医学英単語は文章によって違う意味で使われる事が多くありますので、
より多くの医学英語長文を読み、
どういう場面でどの単語をどういう意味で捉えればいいのかを練習する事は重要であると思います。

 

 

ごくたまにそれが練習なく自然にできる人もいるのですが、
それは稀なケースであると思います。
そして、練習をするという意味では、
「医学部編入への英語演習」の問題集は文章量が若干不足をすると思います。

 

 

KALSの完成シリーズのテキストには英語長文が山ほど載っていますし、
さらにはAppendixというKALSの問題集を使えば、さらに英語長文読解の練習を積む事ができます。

 

 

医学部編入試験の英語は現状、ほぼほぼ長文読解の問題であると思いますので、
長文読解を極める事が、医学部編入試験の基本となります。
「医学部編入への英語演習」の問題集だけで編入試験の英語が十分に読める人はそれでいいですが、
そうでない人は、何か他の教材もやる必要があると思います。

 

 

続いて、「医学部編入への生命科学演習」について。
これは口コミなどにもよく書かれている事でありますが、
若干マニアックな内容のものが多く、オーバーワークになる可能性が高いです。

 

 

さらに解説が不十分であるというのも大問題です。
解説が不十分である場合、間違った理解としてとらえてしまう可能性もありますし、
余計に自分で他の教材を使って調べる必要があり、
効率が非常に悪いという事になってしまいます。

 

 

そして、マニアックな内容のものは試験に出る可能性も低いですので、
コスパが悪い勉強という事になってしまいます。
また量も少なく、網羅性のない中途半端なものであるので、
無難にKALSのテキストとワークブックを使って勉強するほうがいいと思います。

 

 

KALSの通っていなくてKALSの教材をもっていないという人は、
この「医学部編入への生命科学演習」の問題集を使う場合が多いようですが、
KALSの教材を持っている人の場合は、この問題集は不要であると思います。