医学部編入試験の試験科目は、英語・生命科学・物理・化学の4科目が主でありますが、
このうちの英語と生命科学の2科目が出題科目である大学と、
英語・生命科学・物理・化学の4科目が出題科目である大学があり、
受験校の選択の時に一番最初に決めるのが、2科目型の大学に絞るのか、
4科目型の大学も受験するのかという事であります。
2科目型と4科目型のどちらがいいのかについては、
私は圧倒的に4科目型の大学も視野に入れて、4科目を勉強していく方がいいと思っています。
その理由としては、2科目型の大学は今は非常に少ないという事と、
2科目型の大学は倍率が非常に高い傾向にあるという事です。
2科目型の方が絶対に楽に決まっています。
物理と化学が苦手な人も多いですので、物理と化学をやらずに医学部に合格できるのであれば、
その方がいいというのは確実であるのですが、
同じように考える人が多くいるために2科目型の大学の倍率は非常に高くなってしまいます。
そして、2科目型の大学というのは今は大学数が少ないですので、
やはり4科目型も考慮に入れて勉強をしていくというのが無難であると思います。
倍率が高いという事はその分、筆記試験に合格できる可能性が低くなりますし、
受験できる大学数が少ないと、
その分、最終合格できる可能性が低くなってしまいます。
私も最初は2科目型に絞って受験をしようと思っていたのですが、
やはり受験できる大学がかなり絞られてしまうのと、
いずれの大学も倍率が高い傾向にあったので、
物理と化学の勉強を追加して4科目型も考慮に入れて受験する事となりました。
物理と化学の勉強もしないといけないとなると、
確かに大変であり、時間がかかってしまいますが、
まずは最低でも高校範囲の物理化学はある程度できるようにしておいた方がいいと思います。
高校範囲の物理化学ができれば、ある程度の大学では戦う事ができます。
最近は大学範囲の物理化学も出題する大学が増えてきていますが、
大学範囲の物理化学は、編入試験の過去問演習中心の勉強でいいように思います。
大学範囲の物理化学は勉強しようと思えば、範囲が膨大になりますので、
かなり無謀な事になり、特に文系の人にとっては理解がかなり難しいですが、
医学部編入試験で出題される内容は毎年どの大学も同じようなものですので、
これまでの編入試験の過去問で出題されている分野の
大学範囲の物理化学を解けるようにしておけば、
ある程度は点数を取れるようになりますので、
その程度で私はいいように思っています。
以上が、2科目型で受けるのか4科目型で受けるのかについてでした。
特に文系出身の人は物理化学を苦手とする人も多く、
2科目型に絞って受験しようと考える人が多いのですが、
2科目型に絞ってしまうと最終合格までに時間がかかってしまう場合が多いので、
再考した方がいいように私は思います。
高校範囲の物理化学は理解するのに多少の時間はかかりますが、
理解してしまえば簡単ですので、文系の方でも習得可能かと思います。