医学部編入試験の特徴としては、
一般入試と違って、1年間に何大学も受験が出来るという事です。
一般入試でも私立医学部の場合は、1年間に何大学も受ける事が出来ますが、
国公立医学部の一般入試の場合は、
1年間に国公立の場合は前期と後期で2大学しか受ける事が出来ないです。
1年間に何大学も国公立大学に挑戦する事が出来るというのが、
医学部編入試験のメリットであると言えるでしょう。
では、そのうちの何大学を受ければいいのかについてですが、
1大学しか受けないという人は極めて少なく、
ほとんどの人が複数の大学を受験する事になります。
医学部編入試験において難しいのが、
筆記試験よりも面接試験であり、
上手くいった場合で筆記試験を通過したうちの
3~5大学に1大学に最終合格できるのが一般的なパターンであります。
なので、最低でも1年間で5大学を受験するのが理想的であると思います。
ただ、5大学を受験したとしても、
全ての大学で筆記試験に通過するとは限らないので、
念のため7大学くらい受験すれば安心であると思います。
7大学を受験して、そのうちの4~5大学の筆記試験に通過し、
その4~5大学のうちの1大学で最終合格をするというのが、
医学部編入生のよくあるパターンであると思います。
ただ、医学部編入試験は平日に実施される事も多く、
特に社会人で仕事をしながら受験をしようとする人にとっては、
なかなか休みも取りにくく、受験できる大学が限られてしまいがちではありますが、
4年も5年もかけて未だに最終合格をしていない人の特徴として、
1年間に1~2大学しか受験をしていないというパターンが時折ありますので、
やはり合格をするためには、多少無理してでも
5大学以上は受験するべきであると思います。
「どうしても、この大学がいいのだ」という拘りがある場合もあるかと思いますが、
その拘りのために、4年5年もかけても最終合格できず、
結局は医学部への道を諦めてしまうという人もいますが、
そうなってしまっては元も子もないです。
とりあえずは数打ちゃあたるという考え方で、
複数大学を受験して、どこか1大学でも合格すればいい
そのような考え方で臨むのが医学部編入試験では重要です。
1大学に狙い撃ちして、上手い事その大学に合格できるようなケースは稀です。
どうしても行きたい大学があって、その大学に合格したいという場合は、
おそらく編入試験よりも一般入試で受験をした方が確率が高いと思います。
また、大学によっては試験の日程が被っていて、
どちらかの大学しか受験できないという場合もあるので、
スケジュール管理も難しいところとなります。
高校生の頃は親が全てやってくれていたかもしれないですが、
この歳になっては、全て自分でやる事になるでしょう。
それぞれの大学の試験日程、出願締め切り日、出願書類の確認と準備
色々としない事が一杯の中で、筆記試験の勉強と面接対策をしないといけないので、
働きながらですと、なかなかハードではあります。
まずは受験する大学を決めてから、
筆記試験の対策のための勉強を始めていく事となりますので、
どの大学を受けるのか、1年間に何大学を受けるのかは
早めに決めた方がいいかと思います。