医学部編入試験はやめとけ!と言われる理由

医学部編入試験について

医学部編入試験はやめておけ!とネットでよく書かれている事がありますが、
果たしてどうなのか私の意見を書きたいと思います。

 

 

まず、医学部編入試験は倍率が一般入試と比べて高いのが特徴です。
一般入試の前期の平均倍率は5倍ほどでありますが、
医学部編入試験の平均倍率は15倍ほどとなっており、
狭き門である事は間違いないです。

 

 

要するに、100人受けて6人くらいしか合格できない試験ですので、
自分が例年の合格レベルに達している状態であっても、
たまたまその年に100人中に6人以上、自分より強い人がいれば、
不合格になってしまうというわけです。

 

 

一般入試の場合は、数十人と合格者が多数出ますので、
仮に受験者の中に物凄く強い人が数人いたとしても、
その数人に勝てなくても、他の人に勝てば合格となるわけです。

 

 

これが医学部編入試験の欠点。
要するに、受験者のレベルによって大きく左右されてしまう、
運の要素が大きくなってしまう傾向にあります。

 

 

さらには医学部編入試験は勉強だけ出来ても到底合格する事は出来ないです。
今までの経歴というのは今からは変える事が出来ないですので、
もうすでにどうしようもない人もいます。
そういう人は筆記試験でどれだけいい点数をとっても、面接で落とされてしまいます。

 

 

面接対策や志望理由書の作成はある程度努力で何とでもできますが、
どう足掻いても挽回できないという人も一部いて、
努力が報われない場合もあるという点が難しいところです。

 

 

医学部編入試験で合格したという人はネット上に複数いますが、
その背景にはその14倍もの不合格者がいるという事と、
そんなに安易に合格できるものとは思わない方がいいかと思います。
合格できない人の方が圧倒的に多い試験である事は間違いないです。

 

 

では、医学部編入試験はやめておいた方がいいのかと言われると、
そうとは言い切れないです。
ただし、それ相応の努力は必要になるかと思います。
医学部行きたくなったので、仕事しながら少し趣味程度で気軽に受けてみようか、
そのような気持ちであると多分受からないです。

 

 

医学部の一般入試で合格するつもりの気持ちで、
しっかりと勉強と面接対策をしていかないと他の人に負けてしまいます。
倍率15倍で自分が勝たないといけないわけですから。
中途半端な気持ちでやるなら、
ただの時間の無駄になるので最初からやめておいた方がいいです。

 

 

編入試験は完全に経歴や面接勝負、
一般入試は勉強勝負という感じで、
編入試験は他の人に勝つだけの圧倒的な志望理由やそれに伴う経歴がない場合は、
厳しい戦いにはなります。

 

 

今の編入試験は2年次からの編入が主ですので、
編入試験に合格するために3~4年もかけるのなら、
一般入試で1年生から入った方が早いとも考えられます。

 

 

私は私立医学部の一般入試と、
医学部編入試験を並行してやってきましたが、
どちらかというと、私立医学部の一般入試でいずれかの大学に合格する方が
簡単なように思いました。