医学部編入試験はFランクの大学出身でも合格できると言っている人がたまにいますが、
実際の医学部編入試験の合格者の学歴などについて書きたいと思います。
まず結論から言うと、Fランクの大学でも合格できるものの、
やはり実際の合格者は旧帝大や早稲田に匹敵するレベルの大学出身である場合が多いです。
ただし、医療系の学部の場合は別です。
薬学部や看護学部、臨床検査技師などの医療系の学部の場合は、
大学名に関係なく、合格する可能性は多いにあると思います。
医療系学部ではない場合の医学部編入試験の合格者は、
7割くらいは旧帝大や早慶などの難関私大レベルの出身者であるとよく言われていますが、
それはある程度正しいと思います。
そもそも、医学部編入試験の筆記試験は私立医学部の中堅大学レベルであるとは言うものの、
偏差値63くらいは必要であると思いますので、
Fランクの大学出身の人にとっては、
筆記試験を通過できる人は少ないとも考える事ができると思います。
事実、何年も受験していても筆記試験すら通過できずに諦めていく人は、
大抵の場合、偏差値のそれほど高くない大学出身の人であります。
旧帝大などのレベルの大学出身の人は、
筆記試験は通過してくる人が多いです。
旧帝大や早慶などの難関私大レベルの出身者はそもそも頭がいいですので、
結果として、筆記試験に通過する人の多くが
旧帝大や早慶などの難関私大レベルの出身者で占められる事で、
最終合格者も旧帝大や早慶などの難関私大レベルの出身者が多くなるという結果であると思います。
医学部編入試験は筆記試験よりも面接試験の方が難しいとは言うものの、
筆記試験も倍率は7倍ほどありますので、
そんなに簡単には通過できない試験ではあります。
要するに、Fラン大学出身の人は経歴で落とされているのではなくて、
そもそも学歴が足りずに、
筆記試験を通過できる人が少ないというのが真相であると思います。
なので、Fランク大学の出身者であっても、
筆記試験に通過をし、面接試験でしっかりとアピールする事ができれば、
最終合格の可能性は十分にあると思います。
ただ、医療系学部でなくてFランク大学出身で合格する人は
本当に経歴というか志望理由書の内容が素晴らしい場合が多いです。
Fランク大学出身であるが、特にアピールできるような内容がない場合は、
筆記試験を通過しても最終合格は難しいのかもしれないです。
医学部編入試験においては、経歴はやはりよく見られています。
大学によっては志望理由書の内容は全く見ずに、
履歴書に書かれた経歴だけを見て面接を進める大学もあります。
ただ、しっかりとその人を見て判断する大学も多いですので、
とにかく、学力を上げてより多くの大学の筆記試験に合格する事が重要になると思います。