医学部編入は一般入試でいうと偏差値どれくらいなのか?

医学部編入試験について

 

医学部編入試験というのは偏差値という概念はほぼないです。
なので、一般入試と難易度の区別をするのが難しいです。
さらに、医学部編入試験は筆記試験以外に求められる要素が大きすぎるので、
そういう意味でも難易度の比較は困難です。

 

 

私は私立医学部の一般受験の勉強も並行して進めていましたので、
今回は、両者の筆記試験だけの難易度を比較した場合、
医学部編入試験はどのくらいの偏差値に該当するのかを書きたいと思います。

 

 

まず、試験問題の内容としては、
医学部編入試験の方が圧倒的に難しいです。
私立医学部の一般入試の試験勉強を完璧にしているような人でも、
医学部編入の試験問題は解く事が出来ないです。

 

 

そもそも、試験の出題内容が異なります。
私立医学部の試験問題はほぼほぼ高校範囲からしか出ないですが、
医学部編入試験は大学範囲からの出題が多くを占めます。

 

 

なので、試験問題の難易度としては、
医学部編入試験の方が圧倒的に難しい。
ただ、満点を取る必要はないです。
難しい問題は他のみんなも解けない場合が多いですので、
まだかろうじて解ける難易度の問題を正答していく必要があり、

 

 

プラスアルファでみんなが解けないような難易度の問題でも、
自分が大学が専攻していた内容の問題を
正答する事ができれば筆記試験の合格に近づく事が出来ます。

 

 

自分の大学で専攻していた問題を解けるというのは有利な事です。
物理系の学部出身の人は物理の問題は満点近くとってきますし、
薬学など化学系の学部出身の人は化学・薬学系の問題は満点近くとってきます。

 

 

対して、文系学部出身の人は、
今まで大学で専攻してきた学問分野を医学部編入試験にほぼ活かす事はできないです。
これが文系の人は明らかに不利になるという理由です。

 

 

文系の人が不利になる理由は他にも多々あるのですが、
それは後ほどの記事で書いていこうと思います。

 

 

話を戻して、医学部編入の試験問題に対して、
私立医学部の一般試験は問題の難易度は簡単ですので、
ミスなく満点を狙っていく気で臨む必要があります。
要するに問題の毛色が異なるというわけです。

 

 

問題の難易度で比較をせず、
筆記試験に通過するという事の難易度で比較をした場合、
私の感覚では医学部編入試験は平均すると偏差値63ほどかと思います。

 

 

私立医学部で言う関西医大や昭和大医学部ほどの難易度であり、
上位の私立医学部である東京慈恵会医大や慶応よりかは
筆記試験の通過難易度は低いように思います。

 

 

なので、関西医大や昭和大医学部の筆記試験に通過する能力がある人は、
医学部編入試験の筆記試験も勉強をすれば合格する事は可能かと思います。

 

 

ただ、医学部編入試験は筆記試験を通過した後が難しい。
9個もの大学の筆記試験に合格したが、
面接試験は9大学全て不合格であったという人も普通にいて、
多い場合は、今までにトータル20大学もの面接試験に不合格になった人もいます。

 

 

医学部編入試験の大学ごとの試験問題の難易度については、
旧帝大は他の大学と比べて難易度が高いと言っている人もいますが、
私が解いた限りでは、旧帝大も地方大もそれほど難易度に差はないように思いました。

 

 

一定レベル以上の学力まで高めることができれば、
筆記試験に関してはどの大学でも戦う事は可能であると思います。

 

 

面接試験に一発で合格するという人は非常に稀でありますので、
まずは一定レベル以上の学力をつけて、より多くの大学の
筆記試験に合格できるように準備をしていくという事がポイントになるかと思います。