KALSの生命科学は要項集だけを完璧にすれば
合格できると言っている人がいまだにいますが、
それは完全に偽りであると断言できます。
ひと昔前の医学部編入試験では
要項集だけで合格できる大学もあったかもしれないですが、
今の医学部編入試験では、KALSの要項集だけでは問題を解ける大学はほぼないです。
なぜかというと、KALSの要項集は網羅性が低いというのと、
細かな知識が書かれていないので、すべての知識を習得できるわけではなく、
あくまで基礎シリーズ・完成シリーズ・実践シリーズを終えた人が、
知識の整理をするのと、記述問題対策として使うものであると思います。
つまり、要項集は中心的にやるような教材ではなく、
あくまでもサブ的な位置づけとして、
わからない所を辞書的に見たりするようなものとして使うのがいいです。
要項集を使わずとも他の教材で十分に生命科学は攻略する事ができます。
私は「要項集を極める事が最強だ」と書かれている人の言葉を信じて、
要項集に丸々1か月くらいをかけてしまいましたが、
今思えばかなり無駄な事であったと思います。
医学部編入試験というのは情報が錯誤していて、
何をどう進めていけばいいのかという道筋が見えにくいですので、
私も最初はかなり探り探りの状態で、
今思えば無駄だなと思う事も沢山してきました。
受験の最後の方になると、
医学部編入試験で合格するためには何をすればいいのかという点について、
確固としたプランが作り上げられましたので、
これから医学部編入試験に挑戦するという人に対して、
無駄なく最短で合格できる戦略をお伝えできる自信があります。
要項集は確かにわかりやすく書かれています。
KALSの教材では深く理解できなかったところも、
要項集を読めば深く理解できるという事がありました。
ただ、要項集をすべて一からやる必要は特にはないと思っていて、
必要な部分をやるだけで十分であるように思います。
特に解糖系の分野や、免疫の分野は深く理解できていない人が多いですが、
そういう、自分の理解がまだ不足しているという分野は、
要項集が補うのがいいと思います。
医学部編入試験は2年目・3年目・4年目と伸びていくほどに、
合格できる可能性が薄れていく試験であると思っています。
実際に、2年目以降の受験生は合格確率が著しく落ちてしまう大学も複数あります。
なるべく最短で合格できるために無駄な事は避けて、
また先回りをして戦略を立てていく必要があります。
今回の「要項集だけで合格できるのか」という件については、
勉強がまだ進んでいない段階では、
なかなか自分でその正否が判断できない場合も多くあると思います。
そういう場合は、
自分で判断をして進めていくと時間を無駄にしてしまう可能性がありますので、
すでに医学部編入試験に合格している人に助言をしてもらうのが良いかと思います。