医学部編入試験の生命科学の勉強に、
KALSだけで足りると言っている人が多くいますが、私は足りないと思っています。
ひと昔前までは、KALSの教材の範囲を完全にやっていれば、
それで生命科学の勉強は完璧であると考えられていたのですが、
最近はKALSでは習っていない内容の問題が出る事が多くなってきており、
KALSの教材以外の勉強が重要となっています。
それでは、何をするべきかについてですが、大学の過去問演習です。
過去問演習は非常に重要で、生命科学の場合、
私はKALSの教材:医学部編入の過去問演習=1:1くらいの割合で、
高い比重で過去問演習を重要視していました。
医学部編入試験では、
最新の医療テーマ、生命科学のテーマが出題される傾向にあるので、
大学ごとに出題される内容が非常に似てきます。
なので、過去問演習を全国の大学分やっていれば、
他の大学で同じような問題が出る可能性が高くなり、
それによって高得点を取る事ができる見込みがあります。
KALSの教材を基礎シリーズ・完成シリーズ・実践シリーズまで進んだ後は
過去問演習を中心にやっていくのがいいです。
過去問演習まで十分に手を付けられていないという人は一定数いますので、
KALSではやっていないが、過去問演習では習得済の内容が出題された時に、
他の人と大きな差をつける事が可能となります。
KALSの教材内で習う内容を解ける事は当たり前です。
皆さんそういう問題は正答してきます。
それ以外の問題を解けるようにしておけば、
一気に筆記試験の通過確率が高くなります。
医学部編入試験の内容はここ数年で大きく変わってきているので、ひと昔前の編入試験で合格した人の合格体験談や勉強方法はあまり当てにならない場合が多いです。
KALSのテキストやワークブックにおいても、
もう医学部編入試験では何年も出題されていない内容を
いまだに重要として解説している知識や問題も多くあります。
そういう意味で、
直近の医学部編入試験の過去問演習を行う事が、
生命科学の点数UPに最も直結すると私は考えています。
できれば受験する大学以外の大学の過去問もやっておいた方がいいです。
私はほぼ全国の大学の過去問演習を行いました。
直近の医学部編入試験の過去問演習をしながら、
どの知識が足りないのかを考え、
追加で勉強する必要がある内容を決めていく必要があります。
もちろんKALSの基礎・完成・実践シリーズの
テキストとワークブックはしっかりと習得する必要はありますが、
その後は過去問演習を中心にやっていくのがいいと思います。
最近はKALSの生命科学で習う内容を逸脱している問題を出題する大学が
非常に多くなってきているので、
できるだけ多くの大学・多くの年度分の過去問演習をしておくのがいいです。
医学部編入試験ではごく稀に、勉強開始から数か月で合格したという人がいますが、
それは元々の大学での勉強の蓄積があって、
それによって点数を大きく稼いだり、
地域枠で倍率が非常に低かったりという特殊な理由があります。
ほぼ現実的ではない内容でありますので、
一般の人は地道に勉強をしていくしかないです。